COLUMN
コラム
ボディーコーティング
コーティングの真実
ネット情報の「真実」が真実とは限らない
最近はYouTubeなどで宣伝するお店も増えていて自分も見てしまいます。
ネットに出ているまともそうな答えを言ってる方も、そもそもイメージ論を話してる人が多いです。
そのイメージ論に疑問を持たず、まともそうに話すとそれは真実のように聞こえてしまいます。
凄く危険な人間力と言えます。
ある程度の知名度や役職がついた方が話せばなおさらです。
ネット情報の「真実」なんて何も真実ではなく、教科書で覚えたことをもっともらしく話してるだけです。
ガラスコーティングと呼ばれる液剤を塗装に塗布して乾燥させたら、塗装がガラスに変わりますか?
変わる訳がありません!!
変わるとは言い切らないけど、変わるような印象を与えています。
当店の考えはカーコーティングの液剤が無くなっても、車を綺麗にする仕事で営業していける自信があります。
謳い文句に騙されないで
25年程前からポリマーからガラスコーティングに移り変わって色々なワードのコーティングが存在しますが、考え方は、ワックスと何も変わっておりません。
取れて来たら?そう感じてきたら再度塗らないといけないということです。
必ずその時は来ます。
またはメンテナンスという名の業務でごまかしています。
ネットにあふれる文章だけで比べれば、強く強調するお店が良く見えるに決まっています。
そのような店と比べられたら、当店は力不足に感じるかもしれませんが25年以上営業しています。
周りで高額や強力?なコーティングをしているのに、なぜ当店みたいな小さなお店は生き残れているのでしょうか?
それはたいして変わらないからです!
たいして変わらない液剤を凄いと信じ込まされ売っているだけなのです。
しかしコーティング剤に性能の差はあることは確かです。
お客様の車の塗装で結果は変わるのです。
宣伝の方法や表現を変えただけ
最初のコーティングを守るには触れないが一番です。
しかし洗車で触れない訳にもいきませんよね、丁寧に洗車してしっかり拭き上げることが大事です。
守るということを突き詰めると、プロテクションフィルムというものがあります。
昭和世代の方なら思い出すのが換気扇のCMですね、透明なフィルムを貼って汚れたら剥がすとめちゃめちゃ綺麗です。
これも好き嫌いがありますね、部分的ならありかもしれませんが車全体をフィルムで覆うのは自分は好みではありません。
塗装を守るという意味ではカーコーティングより絶対に効果的な手段だと思いますが、綺麗に乗ることとは少しズレがあるように感じています。
金額も高額で100万円~輸入車Gクラスとかだと300万くらいするそうです。
これだけお金が掛かるならやっぱりガレージ作った方がいいと自分は思います。
飛び石対策程度なら賛成です。
最近の売り方は、テレビショッピングやラジオショッピングのように感じます。
よくもまぁ「ここまで言い切れますね」って。
何年掛けて何でどうテストされたんですか?と思ってしまいます。
昔、雨で綺麗になるコーティングも一時流行りました、当時から自分は「嘘」「詐欺」みたいな売り方だと思っていました。
国産メーカーも飛びつき純正品で扱いましたが数年で無くなりました。
ボンネットに火をつけてパフォーマンスするポリマーとかもありましたね。(汗)
中古車屋の社長が同じことをしたらクリアーがなくなり真っ黒になりました。
だってポリマーですからね・・・
キズを自ら入れてさっと拭いたらキズが消えてしまうポリマーもありましたね。
みんな無くなりました。
2023年の現状、起きている状態はこの頃と何も変わっていません。
宣伝の方法や表現を少し変えただけに思えてなりません。
コーティング剤の重ね塗りについて当店の考え
一般のお客様からしたら、1回塗りより2回塗りのが良く、3回、そして10回塗りと、回数が多い方がいいように感じますよね?
10回って・・・なんの競争ですか?10回より15回ですか?
当店も2回塗りを取り入れていたことはあるのです。
密度は増すかな?って思いは自分も持っているので悪いことではないと思うのですが、きちんとした液剤ほど重ね塗りは仕上がりの艶をどんよりさせたり、ムラを発生させたりします。
重ね塗り=艶が増すなんてことはありません。(ピンポイントなら綺麗に見える)
重ね塗りなんて1回目と2回目が入れ替わるだけだというお店もあります。
磨いて綺麗になったボディーには極力触れたくないものです、何度も何度も塗布を繰り返すことは厳密に見れば小傷を増やす行為です。
おすすめ商品は本当におすすめ?
専門店がたくさんある中、おすすめの商品がみんな違うという恐ろしい現実!
プロが選べば皆同じ商品にたどり着きそうですが、皆違います。
今では頭に入れ込む知識はネットでいくらでも手に入る時代です。
僕が開業した時はまだ電話回線のネットで、まだまだ情報は人との出会いでした。