透明断熱フィルムについて

運転席、助手席への透明断熱フィルムご検討のお客様へ

長文になってしまいますが仕上がりに影響することなので最後まで読んで頂きますようお願い致します。

ウインコス透明断熱フィルムIR90は、顔や腕にジリジリくる太陽光をやわらげ女性はもちろん、男性のリピーターも多い商品です。
ここ数年で運転席、助手席ガラス内側にUV&IRコートが加工されてくる車種が多くなってきました。

このコートは徹底した掃除をすると剥がれてしまうようで、中性洗剤で軽く掃除するくらいしかできません。
ほとんどの場合それでも綺麗に貼れますが、まれに品質の悪いガラスがございます。

この前も運転席、助手席に透明断熱フィルムを作業しました。
運転席、助手席にフィルムを貼るとき、ガラス内側にコート剤が塗られているかどうかはしっかり確認しております。 今回の車種ではコートは無いガラスと判断しました。
1枚目の透明断熱フィルムを助手席に貼ったとき、数か所異物の混入が出てしまいました。

小さな混入物は少なからず入ってしまうものですが、今回のは自分でアウトと言えるものでした。
剥がして確認したところガラス自体の突起物(バリ)でした。
もう一度コート処理がないかしっかり確認しスクレパーを使ったんです。
取れない場合もありますが、パリっとガラスの突起物を取ることができます。

しかし確認したこのガラスがコート処理されたガラスだったようで、スクレパーでコートにキズを付けてしまいました。

お客様にお詫びの連絡をして、ガラスも新品手配して交換致しました。
交換した新品ガラスにも異物が数か所付いておりましたが、同じ失敗はできませんのでそのまま仕上げさせて頂きました。
お客様が思う以上に良い仕上がりを目指していますので非常に心苦しかったです。

自動車ガラス屋さんに何かシリアル番号などでコート処理ガラスを区別できないものか?聞いてみましたが、ガラス屋さんも確認方法は当店と同じで、コート剤の境界線で区別しているそうです。 同業者間で情報は共有致しますが、すべての自動車ガラスを把握することも無理があります。

また同じ失敗も大きな損害ですし、お客様にも嫌な思いをさせてしまうでしょう。
一粒でも混入物を入れないよう作業した結果ではありますが、ご理解頂けない場合も予測できますのでこのような文章を書かせて頂きました。

運転席、助手席の透明断熱フィルムは、
「性能重視、剥がれないこと」を目的として作業させて頂きます。

  • コート処理されているかを確実に見分けることができませんので、ガラスに付着した混入物は取ることはできません。
  • ガラスが上下に動く縦のラインは今までと同じよう隙間なくフィルムを入れ込むように致しますが、ゴムが硬い車種、輸入車などの内側の出っ張りが多い車種ではカットラインを少し手前にさせて頂きます。
  • 透明断熱フィルムは糊も薄くデリケートな商品なので、古い車種、特殊な高級ガラス装着車はお断りさせて頂きます。
  • 運転中視界に入ってしまうような混入物以外は妥協の範囲とさせて頂きます。

お客様の要望と異なる場合、神経質なお客様、この文章に不満をもたれるお客様は納得の作業ができるお店で依頼してください。

最後まで読んでくださりありがとうございます。
この失敗でガラスを交換しましたので、最初異物が付いているガラスは店に置いてあります。
当店がどのようなことでフィルムを貼り変えようとしたのかをお客様の目で是非ご確認ください。
承認された場合のみ依頼を頂ければと考えます。

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